リアップは、大正製薬から発売されている第一類医薬品で「脱毛」「薄毛」「抜け毛」といった症状への対策として、発毛効果が厚生労働省から正式に認められている発毛剤です。

メーカー発表の臨床試験結果によると、約1年使用した場合は約7割の人に軽度改善以上の効果があるとされています。このサイトでは、使用感、効果のレポートや、リアップが本当に効果があるのかについて様々な側面をご紹介しています。

フラッグシップアイテム「リアップX5プラス」を徹底検証。

リアップX5プラスの外箱とボトル

ひとことで「リアップ」といっても、実は発毛剤からシャンプーまで、たくさんのアイテムが発売されていますが、中でも水谷豊さんのTVコマーシャルなどで積極的に宣伝されていて、最も有名なのが「リアップX5プラス」(正式名:リアップX5プラスローション)です。

最も有名かつ、効果を出やすいといわれるリアップX5プラス。その配合成分にはどのような特徴があるのか解説してみたいと思います。

発毛効果が認められた成分「ミノキシジル」が5%の濃度で入っている

まず、リアップが他の育毛剤と決定的に違うことは、主成分「ミノキシジル」が、発毛効果のある成分として、厚生労働省にも塗り薬として唯一認可されている成分で、しかも日本国内では、他の商品には配合されてないオンリーワンの成分だということです。

ミノキシジルは、血管を拡張する作用があり、頭皮の血行を良くすることで、血液が行き渡らず小さくなっていた毛包(髪の生やす根元部分)を大きくすることで発毛を促進します。

このミノキシジルの濃度が高ければ高いほど効果が高まるわけですが、リアップX5プラスには、国に認められている最高濃度である5%で配合されているため、効果を最も求めるならば、このアイテムを選択することが第一といえるでしょう。

発毛効果が認められた成分「ミノキシジル」が5%の濃度で入っている

リアップX5プラスの成分一覧表

リアップX5プラスには、ミノキシジルや添加物以外に、3つの成分が配合されていて、いずれも直接の発毛効果があるわけではなく、その効果を頭皮で阻害させないようにするアシスト的な役割を持っています。

ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)

皮膚や粘膜の状態の維持や湿疹の抑制などに使われる成分。

頭皮にたまりやすい皮脂の発生を抑制するための配合で頭皮が脂っぽい、いわゆる脂性肌の方には効果的な成分だと思います。

トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)

抗酸化、アンチエイジング成分として有名ですが、リアップにおいては頭皮部分の酸化を防いで正常な頭皮の状態を維持する目的で配合されています。

l-メントール

塗布時に清涼感を与える目的で配合。後述しますが、先代リアップと比べて最も体感的に実感できるのがスッとするメントール効果にあると思います。

リアップX5プラスの中身や使いごこちは?

これを書いている私もリアップX5プラス愛用者のひとりですが、その中身や使いごこちについて、じっくり解説してみたいと思います。

箱を開封してみると、リアップ独特の形をしたボトルが登場し、青いフタを右にひねって開くと、1回の塗布量を自動計量できるシステムがついたノズルが登場します。

一般的な育毛剤だと多くがスプレーや単純ノズルになっていますが、その使用法は、○回プッシュや、適量などといった曖昧な表現であり、実際にどれくらいの量を塗布しているのかわからず、使用者を悩ます原因のひとつとなっていました。

リアップX5プラスのノズル・薬室アップ

しかし、リアップでは、計量室を設けた特殊なノズルシステムにより、塗りこむ前に一回の塗布量である1mlを正確に計量でき、誰でも塗布量にばらつきなく極めて正確な塗布ができます。

アルコールとメントールの混ざった強い香りが特徴

ためしに液体を手に出してみると、色は無色透明、指で触っても水と同じようにさらさらとして見た目は普通の液体です。

ただ、次に匂いを嗅いでみると、強めのアルコールの匂いがしたかと思うと、さらにメントールが加わった独特の強い香りがしてきました。香りの強い整髪料に匹敵するくらいだと思います。

独特のほてり感が発生するが、メントール効果によって徐々に軽減されていく。

次に実際に頭皮に塗布すべく、薬室に溜まった液体を逆さに向けて、頭皮にあてながら、リズミカルに、一番気になる箇所を中心に全体に回る前提で、田植えのように軽くトントンと押していけば少しずつ液体がでてきて、都合30-40回ほど押せばすべてなくなるでしょう。

ここで、リアップならではといえる多くの人に発生しやすいのが、じわりとするほてりや違和感。

後述しますが、ミノキシジル特有の副作用で、頭皮が熱くなったように感じてきます。

リアップX5プラスが発売される前のバージョンでは、このほてり感がかなり強く感じたのですが、新たに配合されたメントールの効果によってほのかな清涼感が伝わってくるようになり、ほてり感は軽減されたように思います。

メントールが嫌いな方にはオススメできませんが、ほてって嫌な感じよりも冷えた感じのほうが気分的にはいいので、使用感が改善されたポイントでしょう。

リアップは、少し塗り方が特殊なため、最大限に効果を発揮させるために守っておきたい3つのポイントも存在します。その内容については、以下にまとめています。

塗布後は残り香やべたつきが多く、個人によって違和感がある可能性も

リアップX5プラスの頭皮への塗布

塗布後の良し悪しは、正直使った方の主観によって大きく分かれるポイントですが、リアップX5プラスの場合、重めのハッカ香料のような匂いがかなり髪に残ります。

2~3時間経過してもまだ残り香があるように感じるし、密閉した6畳ほどの部屋で1mlフルに塗布したら匂いが部屋中に充満しますので換気もお忘れなく。

残り香が気にならない人はいいと思いますが、朝も塗布する必要があるので外回りの多いサラリーマンの方など匂いにデリケートな人に対してはちょっと困るポイントではないか?と思いました。

さらに、手で髪をかき分けるとどうしてもベタツキ感が残ってしまいます。指通りが悪くなり、手にも匂いが移るくらいです。一晩たった翌朝でも少しベタつきは残りました。

リアップX5プラスは1日2回(朝・晩)を最低4ヶ月間塗布することが推奨されているので、整髪料を併用する人ならスルーできそうですが、そうでない場合不快な思いをする方がいらっしゃるかも。

このにおいやベタツキ感に関しては今後の改善を求めたいポイントです。

リアップで実際どれくらいの効果が期待できるのか公式データと独自の体験談で検証してみる

リアップX5プラスの長期投与試験のグラフ

リアップを使い続けることで、実際本当に薄毛が改善できるのかが気になるところですよね。

リアップは第一類医薬品ということもあり、その認定を受けるために、「臨床試験」というものが行われており、実際に人体を使ってどの程度の改善効果があったのかを調べています。

メーカーである大正製薬からは、リアップX5プラスと同じ、ミノキシジル5%製剤を50人の被験者数(使用者)に約6ヵ月と約1年投与し続けた数値データが公表されています。それによると…。

  • 1㎝2当たりの総毛髪数…8週間(約2ヶ月)後で19.0本増加、24週(約6ヶ月)後で21.8本増加
  • 太さ40μm以上の毛髪数…8週間(約2ヶ月)後で15.3本増加、24週(約6ヶ月)後で25.6本増加

このように、髪の毛の数も増えているのはもちろん、太さにおいても強い髪の毛になっていることが数字によって証明されていますね。

ただし、実際に被験者の方が発毛効果をどれくらい実感しているかを5段階評価したグラフはくわしく見なければなりません。

公式発表では、使用12週間(約3ヶ月)後で4割以上、52週(約13ヶ月)終了時では9割以上が実感と書かれていますが、この数値には、5段階の3番目である「少し良くなった」までが含まれています。

「良くなった」「非常に良くなった」の割合だけをみると、52週だと半分くらいにとどまり、少し良くなったが3割くらいを占めているんですね。

つまり、効果の実感はできるけれど、少し毛が生える程度で終わるかもしれないし、フサフサになるかもしれないなど、個人によってかなりバラつきがあると言わざるを得ません。

リアップ徹底研究独自に収集した体験談での結果は?

リアップ体験談のまとめシート

さらに、当サイトでは、2013年よりサイトにアンケートフォーム「リアップ体験談募集」を設置し、情報の収集を行ってきました。

足掛け4年となりましたが、これまでに全部で57件の体験談を応募をいただくことができました(2018年4月現在)。

リアップを利用して効果を実感したかについて、質問を行うと以下のような結果に。

  • 効果を実感できている…47件
  • 効果を感じなかった…10件

(※調査:リアップ徹底研究「リアップ体験談募集フォーム」より応募された内容よりリアップX5を使用したと回答した人より集計、調査期間:2013年6月~2018年4月)

57件のうち、割合にして実に使用者の約82%が効果を感じていて、臨床試験結果よりも効果を感じた人が若干多いことがわかりますね。

この体験談の集計結果や、具体的な内容について、よりくわしくご覧頂きたい方はこちらをご覧ください。

優れた成分と効果はあるが、リアップが万能な発毛剤ではない理由

このように、他には配合されていない公的に発毛効果の認められたミノキシジルと、臨床結果や口コミ体験談でも、実際の効果が高いといわれるリアップ。

ここまでいいことづくめのようですが、実は突き詰めていくと、万人におすすめできる発毛剤ではなく、使う人によっては、いくつかのデメリットさえ存在します。

頭頂部の薄毛にしか効かない

リアップX5プラスの説明書表記の効能効果

ひとことで薄毛と言ってもつむじの部分が薄くなっていたり、生え際が後退しているなど場所が人によってさまざまです。

では、リアップがどんな薄毛にでも効果的なのかといえばそうではなく、外箱には、効果がある薄毛のパターンとしてこのように示されています。

これだけを見ると、効果を想定しているものとして、「頭頂部の髪が薄くなっている」ということになります。

これは、ミノキシジルの作用する血管がとくに集中するのが頭頂部であることに由来し、すなわち頭頂部以外、例えばおでこ~生え際のみの薄毛(いわゆるM字型の薄毛)には、発毛効果は少ないと言われています。

そのため、使用するにあたっては、まず自分の薄毛のタイプを見極めて使えるのかどうかを見極める必要があります。

年齢・性別によって制限がある

リアップの利用者は、主に30代以上の男性を想定しており、10代~20代の若年性の方には効果の想定はなされていません。

さらに女性の方は、ミノキシジル5%配合のリアップX5プラスは使用できず、ミノキシジル1%配合のリアップリジェンヌの使用が推奨されています。

いくつかの副作用が起こりやすい

リアップX5プラス表記の副作用

血行を通常より促進させることが原因で、副作用が発生することがあります。

これはもともとミノキシジルが発毛目的で開発されたわけではなく、血管拡張剤としてスタートした経緯から、体内に入ると頭皮だけでなく、全身の血管を拡張してしまうことに起因するようです。

説明書に記載されている症状をピックアップすると

循環器系 血圧低下・心拍数の増加・心筋梗塞
皮膚 発疹・かゆみ・かぶれ
神経系 頭痛・めまい・胸痛
代謝系 急激な体重増加、手足のむくみ

この中で実際に起こりやすい副作用は、頭皮のかゆみやほてり、強い違和感が挙げられます。 メーカーからは効果と同様に、副作用になる確率も公表しており、使用者の約8,82%においてなんらかの副作用症状が起こったとされています。

実際に私も頭皮のほてりには悩まされたケースですし、当サイト独自の体験談でも、3件の方が悩まされて、使用を断念したと報告されています。 全般的に皮膚の弱い人、アレルギー症状がある人は影響があるのではないでしょうか?

他にも、より低血圧になる、 動悸や胸の痛み、めまいなどいくつかの副作用があり、心配な方は、事前に医師や薬剤師に相談してみることが推奨されています。

実際使った方が体験した多い副作用について以下のページでくわしくご紹介しています。

最低半年は毎日継続して使用できるか覚悟が必要

効果を上げてそれを持続させるためには、ある程度の期間を持って継続する必要があります。

先ほどご紹介した臨床試験や、体験談などでは、最低でも半年以上使用しないと効果が目に見えてこないのは明らかですし、リアップのCMでは、「まずは1日2回4ヶ月。大事なのは継続を。」と推奨しています。

すなわち最低でも、1本1ヶ月分で定価7,400円×4=29,600円(税抜)の出費が必要です。
しかも途中で使用を止めるとそれまでの効果はたちまちなくなり、リバウンドという現象にも陥る可能性もゼロではありません。
このコストを継続して負担できるか事前に計画して購入すべきでしょう。

リアップのシリーズ商品の違いや、どのように購入すればオトク?

リアップシリーズ一覧

最初にも書きましたが、リアップには「リアップX5プラス」以外にもシリーズ商品として、さまざまなアイテムが発売されています。

他にどのようなアイテムがあるのかご紹介したいと思います。

廉価版とも言うべきネット通販限定モデル「リアップX5」

2017年末ごろに発売された比較的新しいアイテム。「リアップX5プラス」と同じく、ミノキシジル5%配合で、スペックが一緒ではないか?と思われますが、ピリドキシン塩酸塩、トコフェロール酢酸エステル、メントールの3つの成分は配合されていないのが大きな違いです。

価格もリアップX5プラスより500円ほど安く、手に入れやすいのですが、メントールの爽快感がないため、ややほてりを感じやすくなることと、楽天、Amazonなどの一部の大手ネット通販サイトのみの限定販売になっています。

ミノキシジル濃度1%のリアップシリーズ

「リアップジェット」「リアッププラス」「リアップ」「リアップリジェンヌ(女性用)」と呼ばれる4つのアイテムはいずれもミノキシジル1%配合のアイテムです。

ミノキシジルの濃度が薄いため、効果が出る目安が5%配合のX5シリーズの約4ヶ月に比べ、こちらは約6ヶ月が効果のでる目安となっています。

他にも派生商品としてシャンプーなども発売されており、どのようなアイテムがあるのかについてはこちらをご覧ください。

それぞれのアイテムはネット通販を利用すると割安で購入できる場合も

リアップは第一類医薬品に分類されるため、ネット通販で購入する際は、メールやフォーム画面を通じての薬剤師による確認作業が必要で、通常の購入方法と違ってひと手間かかります。

ただし、薬局やドラッグストアなどの店頭で購入する場合と比べて、約10%割引程度の割安な価格になっている場合があります。

リアップ徹底研究では、リアップの主力アイテムの価格情報を随時調べており、割安な価格で販売されているサイト情報を定期的に更新していますので、気になる方はぜひご覧ください。

【まとめ】トータルバランスを考えるとリアップだけがベストではない

リアップX5プラスのボトル

いかがでしょうか?
リアップは、オンリーワンの成分ミノキシジルによって、もたらされる効果も、公式データ、体験談ともに高い評価をうけている発毛剤であることは間違いありません。

とはいえ、すべての人に効果がある万能性はなく、すこし見渡しただけでも、

  • 30代以上の男性(壮年性脱毛症)にしか効かない(ミノキシジル5%のりアップX5の場合)
  • 頭頂部の薄毛に大きな効果があるが、それ以外の部位には未知数
  • かゆみ、ほてりなど、一定数に副作用が起こる確率がある

といった使用を断念せざるを得ないハードルが存在します。

これらの条件をクリアして、リアップの使用をおすすめできる人は、

  • 年齢が高め(特に30代以上の男性)
  • 頭頂部が薄くなっている

ということになります。 副作用も個人差があるため、実際に使ってみなければそのリスクを完全に拭い切ることはできません。

では、頭頂部以外のおでこなどの生え際の薄毛に悩んでいる人、年齢層が30代未満の若い方や副作用のリスクが心配な方などはリアップではなく、どのような対策をしていけばよいのでしょうか?

自分の症状、年齢に合わせて副作用やコストが安い医薬部外品も入れる選択

リアップX5シリーズと通販育毛剤

こういった場合、使用する薄毛の部位を選ばず、副作用の心配がなく、ランニングコストも安い医薬部外品の育毛剤も候補にしてはいかがでしょうか?

医薬部外品の育毛剤は現在数えただけで60数種類以上発売されており、価格も安いものから高いものまでさまざまです。

思わずどれを選んでいいのか迷ってしまうのですが、選ぶにあたって特に重視したいのが、リアップのミノキシジル同様その育毛剤にしか入っていない「独自成分」が配合されているかどうかです。

リアップ以外のアイテムは、効果が緩やかな成分しか配合されない「医薬部外品」なので、今ある髪を強くさせる「育毛剤」までの表現しか許されていません。

また、その配合成分も、実は多くの育毛剤では同じ成分を配合していることが多く、値段は違っても中身は似たり寄ったりということもあります。

しかし、一部の育毛剤では、独自に開発した成分を配合し、臨床試験ほどではないもののエビデンス(効果に対する根拠)を掲載して他の育毛剤との差別化を図っているアイテムも存在します。

さらに「全額返金保証制度」を導入しているかも選ぶ大きな要素になるでしょう。
例え使用中でも一定期間中に満足できなければ返品できるので、まず使用感などを気軽に試すことができるのがが特徴です。

以下では、そんな数ある育毛剤の中でも独自成分を配合し、ある程度効果に対する根拠を持った特徴的な育毛剤をピックアップしてみました。

リアップが万能ではない以上、効果だけをクローズアップするのではなく、自分の薄毛の状況やコストパフォーマンスなどのバランスで選んでみることが重要だと思います。

ポリピュアEX

医薬部外品

特許成分バイオポリリン酸の複数の発毛因子の増加による細胞増殖作用。アルコール濃度も低めで副作用の心配が少ない。

BUBKA-ZERO

医薬部外品

2018年リニューアル!M-034による外毛根鞘細胞の増殖作用によってミノキシジルと同等効果を実現。ノンアルコール処方で肌への影響が少ない

LPLP薬用育毛エッセンス

医薬部外品

特許成分Wフコイダンの発毛因子(FGF-7)の増加による細胞増殖作用。アルコール濃度はやや高めか。

プランテル

プランテル

医薬部外品

セファランチンによる血流促進作用。リアップが不得意なM字型薄毛専門の育毛剤

プランテル

M-1育毛ミスト

医薬部外品

世界会議で認められた加水分解酵母配合。ノンアルコール処方で副作用の心配ほとんどなし